ヨーロッパアンティーク買い付け〜南仏編

ヨーロッパ買い付けの話

先月(9月)久しぶりにフランス、ベルギーへアンティーク家具を買い付けに行ってきました。

Foundを2004年に東京・目黒にオープンして今まで、ヨーロッパからコンテナー(船便)を送ったのは数知れず。
毎年2〜3回、多いときは8回商品を送った年もあったと思います。

それが、コロナ禍により、約2年間ヨーロッパに足を踏み入れられませんでした。
その間、古い付き合いのディーラー達などから初リモート買い付けはしていましたが、やはり現地ならではの空気感や高揚感などは感じられないでいたfound主人(あるじ)。

ワクチンを2回接種し、満を辞しての買い付けの旅でした。

厚生労働省で紙のワクチン接種証明を入手はしたものの、未だコロナ禍。。。
フランスでは何か特別な手続きは必要ないか?と大使館に問い合わせてもホームページを見てくださいと言われるばかり。

パリ在住の友人にフランス大使館が発行するオンラインのワクチンパスポートがないとレストランなどに入れないと知り、慌てて申請したのですが、間に合わず・・(結局オンラインパスポートを入手するまで、現地で3日に1回P C R検査を受ける羽目になってしまいました。)

後にフランスより携帯に送られてきたワクチンパスポート(バーコード)はとてもusefulで日本のオンライン化がいかに立ち遅れているかを改めて実感しました。

期待と不安が入り混じる中、足を踏み入れたヨーロッパは、やはりノンビリしていてホッと胸を撫で下ろしました。
思っていたよりは、未だにマスクを付けている人が多く(ヨーロッパ人がマスクをつけていることに違和感ではあります)、コロナがいかに世界に影響を与えているのかが感じられました。

すでにお店をただんでしまった昔馴染みのアンティークディーラーや、レストラン経営をはじめたり、オンラインを駆使して売り上げを上げている友人、奥さんが変わっていた知人などなどこの2年で様子は大分変わった様です。

そんな中、南フランス、ベルギーでは3箇所のフェアと昔ながらのお店やディーラのところに行き、テーブルや椅子はもちろんのこと、ドアやフェンスなどの建具をたくさん買い付けてきました。

ベルギーアントワープでは、訪れる度に滞在させてもらっている友人の非常時にも負けない強靭で穏やかな心に触れ、暖かなそして力強いパワーをもらって帰国の途につきました。

羽田に到着後、3日間のホテル隔離もありましたが、無事に買い付けの旅から帰ってこられた事、感謝です。

今回は本当に色々考えさせられた旅でした。

1つ確実に言えることは、どんな事が起ころうと前を向いて歩んでいる人は強いなと。

この機に、今後のfoundの方向性を考えなくてはいけないなと改めて思いました。

今回買い付けの商品は11月下旬ごろ到着予定です。
お楽しみに!!

インスタグラムのストーリーズなどで少しずつ紹介していますので、チェックしてみてください!)